伝統を持ちながらも進化を続けるシューズブランド「SIDI」 〜JCLの現場から〜 前編 桂慶浩選手のインプレッション

〜JCLの現場から〜 前編 桂慶浩選手のインプレッション

多くのロードバイク乗りにとって、シューズは悩めるギアの一つ。

自分のサイズに合ったシューズを選ぶだけでは足りなくて、自分の脚力、レベル
そして、求めるライドのスタイルによって大きく左右されます。

スポーツバイクファクトリー北浦和&草加スズキでは、SIDIのシューズを取り揃え
試し履きもできる体制をとりつつライダーに合わせて提案しています。

試して頂いた多くのお客様の反応として聞こえてくるのは、

他ブランドとのフィット感の違い」です。

SIDIは現在では数少ない伝統を持つブランド。
多くのシューズブランドが興り、そして姿を消してきたサイクリングシューズの世界。

その中でも一際こだわりを持って製造して続けてきたのが、この「SIDI」です。

イタリアンブランドのSIDIはその見た目の洗練されたデザインのみならず
木型から作られるそのフォルムが異次元のフィット感をもたらしてくれるのです。

今回、そのSIDIを愛用する、JCLプロサイクルリーグに参戦する
さいたまディレーブの桂慶浩選手と鈴木道也選手とSIDIについてのフィーリングを伺う機会を得ました。

レースに身を投じるアスリートの目線から、SIDIの実力と魅力を彼らのリアルなフィーリングと共にお聴きました。
第一弾として、今回は桂 慶浩選手のフィードバックを見ていきましょう。

さいたまディレーブ 桂 慶浩 選手 プロフィール

福岡県若宮市出身。1995年11月7日生まれ、身長173センチのオールラウンダー。
昨年には広島クリテリウムで8位を取るなど、J C Lを舞台に活躍中。


ロードバイクを始めたきっかけとロードレースの魅力

桂選手は高校入学後、先生に誘われてサイクリングを開始。
その後、その活動を部活という形まで実現するところまで行きつきました。

この体験がロードレーサー桂慶浩の原体験ということになります。
その後、フランスへ渡ってから本格的にフィジカル・メンタルともにロードレースに向かっていくことに。

昨年ヴィクトワール広島から、さいたまディレーブへ移籍し、副キャプテンを務めながら全国を転戦しています。。

ロードレースの魅力は何といっても、ハラハラドキドキするスリルが堪らないという桂選手。
集団の位置や駆け引きなど、そのスリルの種類も多く全く飽きることがない、と笑う。

実際に桂選手と話していると、レースが楽しいという心から湧き出すような感情が手にとるように分かります。
まさに、生粋のロードレース好きのロードレーサーです。

ロードバイクでシューズに求められることとは?

サイクリングからロードレースの世界に飛び込んできた桂選手は長年SIDIを愛用しています。
サイクリングからレースへと移った桂選手の経歴は一般ライダーにも参考にできる点も多いのではないでしょうか。

サイクリングシューズに求めること、という質問には「軽さ」という答えが挙げられることが多いですが、桂選手は明確に異なります。
ロードバイクのシューズに桂選手が求めることは、

フィットする(=パワーが伝わる)

ということだといいます。
自転車はペダルを通じて力が伝わり駆動力になる訳ですが、桂選手のフィーリングは、とにかく「きちんと踏めること」が大切であると考えています。

ペダリングでは「引き足」が話題になることが多いのですが、それよりもとにかくきちんと踏み込めることが大切だと強調する。
その上で、シューズに求められることはとにかくフィット感があること。

足にフィットすることが引いてはパワーをきちんと伝えることになる、と桂選手は力説しています。

今まででシューズに困ったこと

フィット感がシューズに求められる大切な要素と力説する桂選手。その裏には過去経験したシューズの悩みがあったといいます。
今まで足裏や踵のフィット感がなく、ペダリング中に足が動いてしまって力が伝わらないといった経験をしてきたようです。
最悪の場合は足裏がブレてしまって痛みを感じる場合もあったとのこと。

ロードレースに限らず、普段のサイクリング、特にロングライドなどしていると、
ちょっとしたブレがサイクリング中に積み重なって、足に大きなダメージを与えてしまう場合もあります。

ロードレースという第一線の場で鎬を削るロードレーサーはまさにちょっとしたズレを無くしていくようなシューズ選びをしていくのでしょう


SIDI  SHOT2 インプレッション

今回、J C Lのロードレースでも実際に使用されていたのが、SIDI SHOT2というモデル。
桂選手にSIDIのインプレッションを聞いたところ、次の2点が強調されていました。

〇フィット感
〇剛性感

1点目は
桂選手がシューズに求める要素であるフィット感。
SIDIは全体的に包み込むような設計をされていることに加えて、

踵部分の調整などとにかく自分の足に合わせて調整することができるという点で抜群のフィット感を得ることができている、とのこと。

2点目は、
シューズ全体の剛性感。
シューズに硬さがあるからこそ、パワーを余すことなくペダルへと伝えていくことができるのだそうだ。

フィット感が高くズレることがなかったとしても、シューズそのものが柔らかくパワーを吸収していては元も子もない。
レースの勝敗を決めていくという状況において、剛性は非常に重要だということです。

このほか、SHOT2は、ダイヤルが足の甲の上にあるため万が一落車してもダイヤルを地面に擦って壊してしまうリスクが少ないという指摘も。
長丁場のロードレースを知る選手らしい評価です。

以上のようなコメントがJ C Lのレースの現場で桂選手から語られたのですが
やはりフィット感が何といってもSIDIの魅力である、ということが再確認された形です。

このようなフィーリングは文字にすると伝わりにくいし、実際に履いてみないとフィーリングが掴めないのも事実。
そのため、スポートバイクファクトリーでは、SIDIのレンタルシューズプログラムを充実させています。
桂選手が推すSIDIのフィット感を一度味わってみてはどうでしょうか。

今回、〜J C Lの現場から〜というタイトルそのままに、
レースの現場でのSIDIの生のインプレッションを聞いてきました。

日本最高峰のロードレースにおいて実際に使われているシーンを見ると
SIDIというシューズが伝統のみならず、現代のサイクリングシーンにマッチするような進化を遂げていることを感じざるを得ません。

サイクリングシューズをスペックだけで選ぶのではなく
長い歴史や製造の精度、実際のレースの現場で証明する性能の進化などにこだわって選びたい。

そんな人にはSIDIはおすすめだと言えます。

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