こんにちは、北浦和店太田です!
正月が明けてしまいましたね!つらい!労働という行為が嫌い!一生寝てたい!今年もよろしくお願いいたします~!
またしても自転車に乗るのが1ヶ月ぶりのぶっつけ本番でレースに出場してきました。
おなじみのツインリンクもてぎを4時間の制限時間内で21周回するだけ(だけ?)、
もてぎ100kmサイクルマラソン!
ツインリンクもてぎまでにはが野グリーンコリドールというオシャレな名前なのに小さい山を越えさせ続けるアップダウンの激しい道を通るのですが
なんと一面の路面凍結&濃霧で滑る滑る。
私はボブスレーをしに栃木まで来たわけではない!!!!!!!!
「生死(いきしに)、十の八九死ぬ」という恐ろしい文字が躍っていた今年のおみくじ(凶)を思い出し、ギリギリで生きているスタッドレスタイヤが滑るたびに死を覚悟する14km。
ア゛ーッ!イ゛ヤ゛ーッ!と助手席でやかましく喚きながら、2時半にゲート前に無事到着。3時間程仮眠を取ります。
そんなこんなで朝が来て開場。
入口で「場内凍っておりますので気を付けてお進みください」と言われてゆっくり走ってたんですが、駐車場が見えたところで最後にオマケとばかりに滑ってめちゃくちゃびっくりしました。
使い古したスタッドレスは使い物にならんな……栃木の冬は舐めてはいけない……(戒め)
極寒のツインリンクもてぎ、会場内も凍っていたのですがコース内も凍結だらけ。
安全が確保できないということでレーススタートが9時半から10時半になりました。
凍結した箇所をバーナーで溶かすという運営のパワープレイで走れるようになると試走が開始。
全員一斉に試走だったので前の方では早くも位置取りが始まり(まだレース始まってない)、
最後尾から試走を始めた私があっという間に半周離され(まだレース始まってない)、
2周を終えて帰ってくるころにはスタートを待つ参加者が良い位置からレースを始めようとそわそわとして(まだレース始まってない)、
さすが正月気分も明け切らないうちからレース出ようと思う人たちは元気だなあと思いました。
ゴール後の素振りをするワイ(‘ω’)
サイクルマラソンはとにかく4時間以内に帰ってくることを目標に出ているので、そういう元気な人たちの気に当てられてメンタルょゎょゎモードに入りましたが、スタートしてしまえば楽しい!
楽しいんだけどいやほんとびっくりした
脚が重い登り全然進まない風強いめちゃくちゃ帰りたい。
「登りは15km/hくらいで、それ以外30km/h平均なら大丈夫!」とガバガバな作戦を立てていたんですが、
ほんの数周で登り15km/hを下回ったときは頭を抱えました。
10周くらいは下りと平地をそれなりのペースで走ることで貯金を積み重ねていたものの、筋肉の衰えた脚vs午後になるにつれて強くなる風では私のボロ負けです。
50kmで脚の限界。
ガクッとペースが落ちながら騙し騙し距離を稼ぐも、脚が攣りかけだわ補給足りてないわ身体冷えたわで60kmで諦めてピットイン。補給をして脚を伸ばして、わずか2、3分で復帰。
しかし復帰時点でもまだ時間的な余裕はあり、少しだけ脚を止めたのが功を奏して瀕死ながらも動くようになりました。
このペースならどうにか間に合う!と思ったのでDNFはしない方向で限界まで頑張ります。
それでも残り10周を頑張れる自信がなかったので
「長女だったから我慢できたけど次女だったら我慢できなかった」とか
「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」とか呟きながら
『紅蓮華』を歌ってました。
『逸材の花より 挑み続け咲いた一輪が美しい』って歌詞、
控えめに言ってもにノーベル文学賞では……?
私もイナゴムーブしてアニメから鬼滅の刃に入ったクチなんですけど奈落に繋がる沼でしたね。
オタクの呼吸を使って気持ちは元気になっても筋肉は薄情、そう簡単には元気になりません。
もうパワーはpwr1.5倍程度しか出ず、Ave.25km/hも下回る始末。
体重を乗せて進ませているだけであと5周行けるのか。ダメじゃね?
「「「「「頑張れ―!!!!」」」」」
私「!?」
先に走り終わった仲間たちの熱い声援!
これだよこれ!くじけた時に仲間がいる!
すごい!私、週刊少年ジャンプの世界にいる!(?)
もうやめよかな~無理だわ~、と思っていた脚に力が湧いてきます!
しかし無情!力が湧いても動くかは別問題!
私は週刊少年ジャンプの主人公ではないので、かつて父から教わった舞いで敵を圧倒したり、九尾の力が覚醒したり、戦いの中で卍解に至るなんてことはありません!
最終コーナー曲がっている最中に目の前に女子カテゴリーの選手がいたので、
最後だけヒイヒイ言いながら泥臭く順位を上げてゴール!
29人中19位、3時間45分27秒!よっわ!(笑)
自転車から降りたら生まれたての小鹿のように膝が震え歩くのもままならなくなりましたが、
それでも諦めなくてよかったー!
パワーゾーンは低いのに心臓は常にスプリントしてんな……。
震える膝を叱咤しながら仲間との感動の再会を果たしに急いで車に戻ると、帰りだけうちの車に同乗していく予定だったFさんが待っているのが見えます。少なくとも30分以上は待たせたと思う。申し訳ない。
Fさん「あ、太田ちゃんお疲れ様~!」
私「申し訳ありませんすいませんお待たせしました!……あれ、他の人たちは?」
Fさん「ああ、みんなレース終わって、
さっき帰ってしもたんよね」
私「えっ」
完