ディスクブレーキパッドはこまめなチェックを忘れずに

ロードバイクにディスクブレーキが搭載され徐々にですが浸透してきているなと感じる今日この頃。

ディスクロードという乗り物は今までロードバイクしか経験のない方からすると色々なものが未知数だと思います。

それ故どうしてもディスク不要という意見や自分では扱いきれないというお話も良く耳にします。

ただ実際はその未知数も経験していけば実はそんなに怖くないし注意していればイージートラブルは未然に防げるというのもディスクブレーキです。

今回は、そんななかでも多くの方が不安に思っているブレーキパッドの消耗のケースです。

こちらは本来の新品の状態のパッド。しっかりとパッド面があり正面からの画像ですが、それでも厚みがあるのが見て取れます。

これでしたら安全にしっかりとブレーキコントロールができます。

こちらはフィン付のパッドですが基本は一緒です。

ただこちらは消耗しているパッドです。ここまで減らすというのは本来であればレアケースなのですがやはり初めてのディスクブレーキという事で交換のタイミングがわかりづらかったのが要因です。

左側が、消耗していたパッドについているパッドを抑えるバネです。

脚の部分が極端に削られていることがわかります。

なかなかパッドの消耗時期は見る場所によっては、目視では確認しづらい場合も多いのも事実。

今までならキャリパーブレーキのブレーキシューは目視しやすいところにありましたし、厚みもあったので減った感じもわかりやすかったです。

そして何よりレバーの引きが深くなる(いっぱい握らないとブレーキが利かない)状況でブレーキの消耗を確認することができました。

油圧のディスクブレーキの場合ブレーキレバーの引きの深さはセッティングで変えなければ常に一定という構造になっているので、走行中にも体感しづらいという面を持っています。

なので、今までのキャリパーブレーキに慣れ親しんた方からすると、まったく予兆がないブレーキという事になってしまいます。

ただ実際は、ディスクブレーキにもしっかりと交換時期を伝えるサインは出てくれます。

一番わかりやすいのは「音」です。

純粋に音というと抽象的すぎてしまうのですが、実際一番感触として気づきやすい部分でもあります。

正常な状態のブレーキであれば、ほとんど気にならない(今までのキャリパーブレーキと同等か、少し大きいくらい)しか音なりは出ません。

だたこれが消耗してくるとブレーキパッドを抑えている先ほどのバネや、更に消耗が進むとパッドの台座の金属部分が擦れます。

そうなると発せられる音はゴリゴリ、ガリガリと金属同士削るような音になります。こうなってしまったらかなりローターへのダメージも大きいので早急に交換をオススメします。

その他、確実なのはやっぱり目視という事になりますが、初めてだとこちらはかなりわかりづらいので定期的な点検で早期発見をするというのがやはりオススメです。

また、パッドの摩耗を気づきづらくする原因として、今までのキャリパーブレーキの減り方という感覚が残っているというのも大きいと思います。

ブレーキが効くという事は、バッドの減りもやはりある程度あるというのも事実です。勿論乗り手のスキルやブレーキングのクセなどもありますのでご自身が乗るうえでどれくらいの感覚でブレーキパッドが摩耗していくかもチェックするとディスクブレーキだとこれくらいが交換時期だという感覚もつかみやすくなるのではないでしょうか?

 

 

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