「皆さん、大事なことは2つです!
事故を起こさない!
そして、
新型なんちゃらウイルスにかからない!
以上です!いってらっしゃい!」
参加者「(一同笑い)」
こんにちは北浦和店 太田です!
BRM223埼玉200、通称アタック霞ヶ浦に参加してきました~!
昨年走ったアタック霞ヶ浦の様子はこちら→ブルべとサドルと膝と。アタック霞ヶ浦参加してきました!その①
顔見知りが多くてホーム感が凄かった!7時スタートの1割はうちのお客さん……(笑)
出走された皆さんお疲れさまでした!
結論から言うと、無事完走しました!
しかも今までで最速の11時間50分!
ベテランランドヌール・Kさんが「私のは『大人の遠足』だから」と言っていたとおり、
時間的な余裕もあり、
ご飯の写真をちゃんと撮ろうと思う心の余裕もあり、
脚の余裕もあり……
思い描いていたブルべ像は実現しうるものなんだと再確認できた楽しい遠足でした!
さて時系列で振り返っていきます~。
前日の予報では気温15度前後くらいで風速が7mの北寄りの風。
なんでや……暦の上では春やぞ……。
冬用インナー(CRAFT) + 夏用ジャージ(Rapha)をインナーとして着込んで
防風ウインタージャケット(castelli) + 防風ビブタイツ(castelli)を重ねる組み合わせ。
もっと薄着で行こうかと思っていましたが、風速1m=-1℃(体感温度)なので冬用装備に。
カステリ大好きマンなのでウェア選ぶとすぐカステリになってしまう ( ˘ω˘ )他にも持ってるんだぜ……
足元はメリノウールソックス(R×L)と、そこまで冷え込まなそうだったのでシューズカバーではなくトゥーカバー(PISSEI)にしました。
グローブも薄手のRACE SHIELD(BBB)にして、薬で抑えているとはいえ花粉症なのでスポーツ用のマスクF5s(NAROO MASK)をネックウォーマー代わりに。
一応ウインドブレーカーは背中に、厚手の冬用防風グローブはサドルバッグに入ってます。
自分の写真がなかったので魂駆兄弟筆頭OさんのFBからお借りしました。
問題あれば削除します~
1年ぶり2回目の参加でしたが、初心者向けと言われるアタック霞ヶ浦だからなのか、オダックス埼玉さんの主催はこんな感じなのか、
やっぱり出羽公園西側駐車場はなんだかまったりふんわりした居心地のいい空気が流れていました。
Kさんと合流してから受付を済ませて、教えてもらいながらブルべカードの裏を書き、お客さんに挨拶に行き、
6時半からのブリーフィングではキューシートのわかりにくい箇所の確認と走行時やPCチェック時の注意。
ちなみに冒頭の言葉はブリーフィング時のものです。
今の状況じゃ笑っちゃいけないんですけど急にぶっこんでくるもんだから笑いました(笑)
出走チェックを終えて一息、魂駆兄弟(全員SPECIALIZED乗りのグループ。みんなお客さん)たちとコマ図ホルダーの話でちょっと盛り上がり、7時ちょっと前にスタート。
ここで私のコマ図ホルダーをご覧ください。
箱根に向けて作ったものを改良しました、というかそういうの詳しそうな人に改善希望点を伝えて改良してもらいました。
Thank you……貴殿の魂は私と一緒にアタック霞ヶ浦を走り切りましたよ……。
確かにホルダーやコマ図自体を作るのが面倒とか、ハンドル回りにそんなスペースがないとかあるかもしれません。
でもサイコンにルートを落とし込んだとしても、サイコンの充電が切れたり、バグが出たり、GPS精度とナビゲート機能がダメで「ルートがみつからないでちゅ><」とか言われたり、
「霞ヶ浦湖畔に道はないんですけど?」とか言われたらなんの役にも立ちません。
上記の理由で今回も役に立たなかったV650ちゃん。いい加減にして。
そんなわけで距離と景色を見てコマ図を確認してを200km繰り返しました。
わかりやすい上に楽しいぞコマ図。コマ図絶賛記事はまた別に詳しく書こうと思います。
コマ図はいいぞ!
さてさて、スタート直後は風はたいしたことないどころか、なんならちょっと追い風っぽい感じ。
越谷の街中を抜けていくので信号峠に足止めされるかな~と思ったのですが、実際はそんなに止まった感じはありません。
他の参加者にビュンビュン抜かれていっても「スピード出しても結局は信号で止まっちゃうしね」と言われてまったりペース。
そう言いつつも信号に引っかかることは極端に少なかった!すごい!
Kさんがかなり前から信号の色を確認して、できるだけストップ、つまりは0km/hにならないように速度を調整しながら走っていたからかなと思います。
ストップアンドゴーは加速のためのパワーも必要になるし、クリートを外すためのひねる動作で膝や足首にダメージが蓄積される(私はこれで毎回膝を痛める)だろうし、長距離を走る人の知恵なんだろうな~。
ケイデンスとペースは一定、シフトチェンジとブレーキは最小限、信号で止まったら水分補給をして、走り出したらまた一定ケイデンスで……。
そういえば小鹿野200でアテンドしてもらったSさんもこういう走り方でした。
エアロフレームの形がどのメーカーも似たような形になるように、
最適を求めていくと結果は収束するんだなと思いました。
一瞬だけ千葉県入り!
トイレ休憩を1回挟んでも余裕すぎるほどに余裕。
行く予定の定食屋が開店する前に通過してしまいそうなペースだったので、「行きじゃなくて帰りにご飯寄ろうか」なんて話しながら再び自転車に乗って進みます。
昨年苦しんだ利根川土手もたま~に横から風が来る程度、日差しもあって暖かく、冬用インナー&防風ジャケットではちょっと暑いくらい。天気も良くて気持ちのいいサイクリングです。
そして見覚えのある芽吹大橋を渡ったところで、センチュリーライドのルート作成をお願いしている原ポンさん夫婦にお会いするなどする。
原ポンさん「Kさん、先週400km走って今日200km?すごいねえ」
Kさん「走るはずだった200km流れちゃったから。あと今日はマドンナ連れてるよ」
マドンナこと私「ウェヘヘヘ」
このあと交差点を渡って土手下に下るはずだったのですが、うっかり土手上を進んでしまい「右折できない!?」と気が付いて500mほど戻りました。
ミスコースして「あれ?」となるのもまたブルべの醍醐味ですな。
このあたりから道がガレてきて、実は今までも段差や振動で鳴っていたコマ図ホルダーの中身の金具たちがヂャンヂャンヂャンヂャンと一層やかましく鳴ります(笑)
うるせえ~気になる~うるせえ~(^^)と思いながら走ること数十分、たしか9時半くらいだったかな?
PC1に到着!なんと1時間も貯金ができた!
15分くらい休憩したら行こうか~という感じでゆっくり何を食べるか吟味。
おにぎりとどら焼きといつものドーピングドリンク即攻元気。
朝がサンドイッチだったのでこの辺でお米を入れてカロリー蓄えておこうかと。
どら焼きは糖分、即攻元気は回復系のアミノ酸やクエン酸摂取目的です。
前回はわずかな写真を頼りに記憶を思い起こしていましたが、
今回はちゃんと覚えていることが多くて余裕を感じますネ。
去年PC3で会った実業団レーサーのMさんが入ってくるのが見えたのでゴミ捨てがてら挨拶に行くと、
「わ~お疲れ~!ごめん今日 狙 っ て る からもう行くね~!」と急いで店内へ。
狙ってる……最速完走狙いか……?
あれ、7時スタートの中にMさんいなかったな……?
まさか8時スタートでもうここまで……!?
いや~ブルべって楽しみ方いろいろあるなあ……。
ちなみにPC1のローソンつくば豊里店さん(嬉しいから名前出しちゃう)、
なんと店の外にブルべ参加者用のゴミ箱を設置してくれていました!
店員さんはレシートきちんと渡してくれるし、頻繁にゴミの様子気にかけてくれるし、PCで歓迎されるのは初めて。
感動した……!
まあ、なんかあったら面倒なだけかもしれないですけど……(笑)
午前から午後になるにつれて風が強まり、夕方からは収まるという当日の風予報のとおり、午前10時の時点で少しずつ強くなりつつありました。
それでも南西の風なので往路は追い風基調は確定したも同然、
しかし昨年の暴風の霞ヶ浦を体験した身です。不穏な気配に筋肉がこわばります。
たぶんこのあたりだったと思うんですが、相変わらず突然現れる筑波大学。
追い風を背にガンガン進みます。
前回苦労した変則の十字路も難なくこなし、前回と違うアプローチで霞ヶ浦湖畔まで。
つくば霞ヶ浦りんりんロードってもともと廃線した線路跡をサイクリングロードにしたやつらしく、街の中を不思議なルートで抜けてあっという間に霞ヶ浦まで着いてしまいました。
ここからおよそ20km、
吹き曝しの暴風セクション・虚無の霞ヶ浦湖畔————!
くっ、苦しい……!
Kさん「景色が本当に……」
私「なんもないですよ~!(笑)」
苦し…………?
私「釣り人めっちゃいるけど何が釣れるんですかね」
Kさん「ライギョとかいるんじゃない?」
苦しくない!?
私「めっちゃスピード出ますね!?」
Kさん「全然踏んでないのに35km/hだよ!」
私「風の音がしないですもんね!」
Kさん「全然しないね!」
私「それだけ強いってことは、帰りは……(‘ω’)」
Kさん「帰りは考えたくないな~(苦笑)」
強さだけ増していく南西の風。
今は猛スピードで勝手に進むので楽しいものの、帰りのことを考えると恐ろしい。
ここで無理せず稼げるだけ稼いでいこ……と対向から帰ってくる参加者の苦悶の表情を見ないようにして進みます。
モロに後ろからの追い風に乗り貯金を稼いだのもつかの間、湖畔のカーブに沿って進行方向が変わると途端に横風となって牙を剥いてくるので悲鳴を上げる私。
車体を斜めにしながら、それでもまだ気持ち追い風なのでスピードもそこそこ出しながら、PC2が見えてきました。
えっ、これはもしかして
そんなに苦労なく走り切れるのでは……?
☆平坦ブルべは甘いだけじゃ終わらない―――――!
その②はこちら。