いよいよ今月末に迫りました映画「ブレードランナー2049」の公開!!
子供のころ見た、前作のインパクトはとても大きく、陰鬱な近未来世界、メカニカルなデザインなどなど、僕の好みに大きな影響を与えた映画です。
「シド・ミード」というデザイナーの世界観、とくに「ポリススピナー」という劇中のパトカーはいまだに大好きなデザインとなっております。
みなさまいかがお過ごしでしょうか、北浦和店北川です。
21世紀になり2017年になった今も車は飛びませんが、さまざまな技術の革新、向上で我々の常識とされていたもの知識もどんどん塗り替えられております。
最近、当店でも話題となっているクランク長やタイヤの空気圧、サドルの高さなども長い歴史の中で「諸説あり」とされていたものが、パワーメーターを始めとする計測機器の発達、人間の効率的な運動理論の熟成によってフィッティングなどもある程度の方向性が示されつつあります。
今回は空気圧についてのご提案です。
皆さんはロードタイヤの空気圧はどのくらいにされていますでしょうか?
7bar?8bar?タイヤに書いてある推奨空気圧は確かにそのように書いてある場合が多いです。
ミシュランからはこのような提言があります。
「入れすぎ厳禁」との下にグラフで何やら書いてあります。
詳しく見ていくと一例として体重58kgの場合5.5barとあります(25cの場合)。
おや?と思われた方も多いのではないでしょうか
みなさまがいつも入れている空気圧よりも低いのではないでしょうか?
実はこのようなお話、ミシュランだけではありません。
当店でもホイールで大人気の「MAVIC」で配信しているスマホアプリ「MY MAVIC」
なかなか便利なアプリで、お求めいただいたホイールの保証登録の他に、お求めいただいたMAVICホイールに最適なタイヤ幅、そして肝心な「空気圧」の提案を受けることができます。
操作はいたって簡単で画面にしたがて情報をタッチ、入力していくだけで推奨空気圧をみることができます。
リム幅、タイヤ幅、ライダー体重、バイク車重を入力していくと…
ライダー体重65kg、バイク車重9kgと決して軽い訳ではありませんが…。
なんと!!
フロント6.1bar リヤ6.4bar
ミシュランのグラフに近い数字が示されています!!
タイヤサイドに記載の空気圧が基本かと思いますが、これは試してみる価値はありそうです。
個人的な感覚としてはタイヤサイズにもよりますが5barを下回るとリム打ちパンクが増えそうなので十分な注意をしながらお試しください。
では空気圧が下がることによるメリットは何か?!
タイヤが効果的につぶれることによって路面への追従性が向上、結果グリップが良くなるということです。
タイヤが跳ねることが少なくなるのでスムーズなころがりにつながります。
空気圧が高いと軽く転がっている感じはするかもしれませんが実際は路面の細かい凹凸で常にバウンドしている状態となります。このままコーナリングに突入するとバウンドしたタイヤがグリップを失いスリップ繋がると考えられます。
スリップや転倒が多い方は空気圧が高すぎる傾向があるようです。
好みはいろいろとあるかと思いますがぜひこの機会に空気圧について、お試しいただければと思います。
※くれぐれも空気圧の下げすぎにはご注意くださいね。