先日の展示会で、ショートクランクのお話を聞きました。
SKYのプロレーサーのクランク長は「最近は非公開」なんだそう。
クランク長は極秘事項ということです。
今までよく「身長の10分の1」という基準がありましたが、どうやらそれは過去のものであるようです(?)
というわけで、今回はショートクランクのお話。
草加店在庫のショートクランクをご紹介!
Dixna La・CRANK アームセット
162.5mm BLK
定価 ¥16200-
SBF価格 ¥14953-
私自身、ラ・クランクを使い始めて4年目になりますが、お世話になりっぱなしのクランクです。
170mmクランクのテストバイクに乗ると たちまちヒザと股関節に違和感が出るので
…その重要性をひしひし感じます。
↑だいぶ使いこみ感がある私のラ・クランクです。
46x30Tのロングライド仕様
クランク本体は研磨してあります。
↑こちらは、昨秋のもてぎ7耐の時に使ったラ・クランク。
お手頃価格なので、ありがたいですね。
ではラ・クランクの説明に移ります。
ラ・クランクの構造上の特徴として挙げられることとして
・短いクランク長(140 145 150 155 160 162.5 165 167.5 170mm)
・狭いQファクター(143.8mm or 139.8mm)
・PCD74のインナーギアに対応
… の3項目があります。
短いクランク長は、ぺダリングの際にヒザが最も上にある時に大腿骨と胴体の角度を小さくでき、滞りのない滑らかなぺダリングを実現します。
最近ショートクランクが注目されることとして↑のペダリングのスムースさが重要視され始めているようです。
ライダーの適正よりも長いクランクだと、一発のトルクはかけられても、ペダリングのスムースさが失われ、タイムに結びつかないということが解ってきた。ということでしょうか。
次に、狭いQファクターが選べるということは、
ぺダリング時のヒザの軌道で ヒザが股関節と足より内側にある状態のライダーにとって ぺダリング時のヒザの軌道を地面に対して垂直に修正するための内側への調整幅をより多くとれることを意味しています。
これは、ヒザの内側の違和感・痛みを緩和する際に重要な要素です。
完成車についているクランクをお使いで、ヒザに違和感を感じる方は、クランク長とQファクター(※)の見直しをすると、違和感を解消できる場合があります。
※:厳密にはクリート左右位置を含めたスタンスとして考えます
尚、フレームの構造・ジオメトリーによっては取り付けが不可能な場合があります。
また、50t未満のアウターギアの変速調整の工夫が必要な場合があります。
また、スポーツバイクファクトリー草加スズキのフェイスブックページに
BIKE FIT 講習での リトゥールで160mmクランクを回す動画をアップしてありますのであわせてご覧ください。
トライアスロン用のポジションではありますが
※過去の記事を加筆・再編集しています。
みやかわ