繰り返しですが…ブレーキパッドの減りすぎには気を付けて!!

こんにちはふじみ野店北川です。

油圧式ディスクブレーキのメリットは、
・引きが軽く、踏ん張りの利くブレーキ
・ピストンの自動調整機能で引き代は常に一定

などがありますが「自動調整機能」のおかげでレバーの感覚は変化ないのですが、一方でその感覚からパッドの減りを感じることができなくなっています。
これは自動車なども同様ですが車検時に整備記録表に記載されて交換を提案されることになります。
自転車も同様に定期的にチェックが必要です。

今回は別件で整備にご来店だったのですがブレーキを握ってみたところ違和感を感じ、確認したところ下の写真のようになっていました。

※写真はタップorクリックで大きくなります。
パッドとありますが実はベースのみの部分しか残っておらず有効成分はほとんどありませんでした。
ドラクエで言うと文字がオレンジになるレベルです。
赤い矢印で「ピストン」とありますが、これが自動調整機能の要ですり減ったパッドの代わりにせり出してきてローターまでの距離を一定に保つ(つまり引き代が一定)ことになるのです。
今回はなかなかハードに乗られていたこともありブレーキ周辺にもダストが堆積しておりました。
自動車でもありますよね。ホイールに鉄粉が堆積している状態。あれと似たような状態です。
ここまで堆積しますとピストンの側面にダストが噛みこみ、動作不良、引きずり、偏ききの原因になります。
ライドの後はチェックをして埃っぽいようであればエアダスターのようなもので吹き飛ばすか、流水で流してください。


この写真は消耗したパッドの様子です。
ここまで消耗したのは久々に見ました。
うっすら見えるホンダS800のエンブレムのようなのはベースとの接着部分です。

そしてそこに挟まれている板バネをみてびっくりしました。

スプリング自体にもローターとの接触傷があったのです。


外したパッドに合わせてみるとこんな感じ…
パッドが減りすぎてスプリングとほぼ同じ厚さになってしまっていたということです!
ここまでくるとスプリングとローターが接触しますので作動音もにぎやかになっていたはずなのですが…

ブレーキパッドさえ品薄な状態ですのですぐに交換をいたしました。
先述のようなダストだらけのブレーキは問題が出るのでクリーニングもセットで交換となります。
(当然標準工賃よりも上がります)

ブレーキパッドの減り方は乗り方でもかなり差が出ますが期間では判断しにくくなっています。
走行距離での判断が適当と思いますのでサイクルコンピュータなどのデータを目安にご相談ください。

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