こんにちは、ふじみ野店北川です。

もういくつ寝るとお正月…その前にクリスマスですね。
来年はいよいよ2020年！ネオ東京でオリンピック開催が現実になるなんて！
「AKIRA」の世界観にシンクロし始めるのが楽しくて仕方ありません。

調べてみると、私は、ナンバーズや大佐とほぼ同年代！
覚醒もしなければ、SOLも使えませんが…
e-BIKEも発表され来年の今頃には「やっとモーターのコイルが温まってきたところだぜ」なんて言ってるのでしょうか。

さてさて先日12月3日～5日まで神奈川県厚木市のスペシャライズドジャパンへ研修に行ってまいりました。
自宅からは新宿を経由して朝９時に現地に付く必要がありました。
普通に行ったら埼京線のラッシュと新宿駅で遭難する可能性があったので５時台の電車で出発し…早めに現地のカフェに入り朝食と時間調整をするのでした。

「プリンホットミルク」クリームとカラメルがプリンのよう…
眠くても元気が出ます。

研修の目的は以前にも受けたBG-FITの資格の更新というか、書き換えというかバージョンアップと言うか…。

教科書をもとにお勉強です。

関連ブログ（読むと理解しやすいかと思います）
https://suzupower.com/blog/2017/06/23/223/
スペシャライズによる解説はこちら
https://www.specialized-onlinestore.jp/contents/blog/detail/469

当時は「BG-FIT」と言っていましたが現在のSPECIALIZEDのフィッティングサービスは「RETUL」という名前になり、内容も多少ブラッシュアップされています。

それに伴い認定証も「Retul Fit」に。

その肝は体にマーカーをつけてのモーションキャプチャーでの撮影、そのデータを見ながら推奨値のポジションに入っているか、それとライダーのフィーリングはどうか、双方を確認しながら進めていきます。
スポ根的な「低く遠くが正義！」ではなく、ライダーの関節柔軟性の制限などを見ながら、無理なく、乗りやすく、だからこそパーフォーマンスが発揮できるポジションを提案します。
パフォーマンスというと「速さ」と捉えがちですか、競技者の場合は結果的にそうかも知れませんが私を含むホビーライダーの場合そうではありません。
無理なく、ロスなく、余計な苦痛（ハンドル位置があってなくて乗ることがそもそも修行みたいな）なく、そう言う位置関係に合わせることで、いつもよりも巡航速度が上がる、登りが少しだけ楽になる、首、肩、腰の負担が減る、結果的に長く走れる。もしくは同じ距離を走ったときの負担が減る。それをパフォーマンスが上がるとか表現します。
誰かとドライブに行って運転を代わるときシート位置や、ハンドル位置変えますよね？
パソコンに向かうときキーボードを打ちやすい高さにオフィスチェアの高さ変えますよね？
その基準って人それぞれですよね？そういうことです。

他の参加者とロープレを行いながら私が被験者となった図。
いつもは52サイズを乗っている私ですが…フィッティング結果をバイクに落とし込んでみたところ…

ハムストリングの柔軟性とか体感の弱さとかを反映するとハンドルを高めに。
思ったより足が短くなかった（足が長いと言わないところが控えめでしょ笑）こともありサドル高は少し上がり…
写真のようなポジションになり、結果的にはSPECIALIZEDのTARMACなら54サイズが適当となりました。
なんとなく感じていたサドルあげようかな～とかのモヤモヤが数値をもとにはっきりできて買い換えるときの参考になりました。
（買い換えられないけど）

昼食後にランチライドの時間があるので実走で確認です。
厚木は少し走るとこんな風景に行けるのでいいところですね。

想像以上にサドル位置も上がったので内心「大丈夫かいな」コラと思っていたのも杞憂におわり快適そのもの。
なんとなく…というフィーリングも大事なんですが、闇雲に上げたり下げたりは基本を見失い沼にハマりがちです。

当店では納車の際にもフィッティングをしてお渡ししていますが、それはあくまでスタート位置の確認です。
しばらく乗って慣れてきたらかならず変化が起きています。
感覚だけでなくデータをもとに快適に走るお手伝いの用意を進めています。