ふじみ野店です、雨が多くなってきてなかなか外を思い切り走る機会が少なくなってきていますが、その一方でイベントの参加で雨天で一日走ってしまうなど、バイクのメンテナンスをするなら大事なタイミングになってきました。
最近の作業やあらためて注意してもらいたい部分などなど…誰にでも起きうるのでご参考までに。
シフトの調子が悪い、操作時にグニャッとしたタッチに変わった等、切れかけている、もしくは切れてしまってのワイヤー交換作業がよくあります。
ワイヤー交換となれば工程上やりやすいブラケットフードの消耗もチェックです。けっこう気にしていない人が多い所でちゃんと洗車時など拭いたことがある人はあまりいないのでは??黒くて分かりにくいですがけっこう汚れたり消耗している部分です。
変速の調子が悪い、と言ってもその原因は様々です。これはチェーンリングの歯が一つ変形していたもの。ここまでなっていれば分かりやすいですが微妙に曲がっているだけだと何かのタイミングが揃った時だけチェーンが外れるなどやっかいです。滅多に無いですが油断してはいけません。
転倒やバイクを倒してしまったり、カーボンのパーツは見た目では分からない内部での壊れ方が出来ます。フレームなどは触れば明らかにその場所だけ柔らかくなっていたり、心配な時は診断に出すこともできます。ハンドルは一見がっちりしていてもめんどくさがらずにバーテープをめくってみると初めて欠けている場所が見つかったり…、
バイクだけでなくこういう場所もお忘れなく。モデルによっては交換が可能だったりもしますので土台まで削れてしまう前に!交換しましょう。
レース前にタイヤを新品に!、でもホイールの内側にリムテープが使われているものではココも消耗品で変形が大きくなるとパンクの原因になります。
せっかくの良いホイール、年に一回は開けて点検を兼ねてグリスアップするのがオススメです。
カートリッジタイプのものでも内部の汚れや異常が無いかの確認が大事です。
晴れの日では全然減らないブレーキシューも雨で走るとあっという間に無くなることがあります。
点検するまで気づいていないケースもけっこうあります。
参考になればですが、右が新品で厚みがある状態、一番左はもうベースのプレートまで見えてきてます。
油圧ブレーキでは引きしろでの変化が分からず、気づいた時にはこうなっているかもしれません。ロードで増加中のディスクブレーキですが使っていく中での注意点もいろいろアドバイスできますのでご心意なく。MTBでは当たり前の装備ですがいろいろ進化した後にロードに来てるので今から始める人はカンタンなのが羨ましい(?)です。
変速の調子が悪い、となって見させて頂いたところスプロケが一枚だけ壊れていたという珍しいケース。接触などがあると通常ライドでは起こらない壊れ方があったりします。その場ではなんともなかったで済ませてしまいがちですがフレームが変形してたりこういった普通ではない壊れ方をしていたりするかもしれません。
ベアリングの回転が悪くなっており交換、後にどうなっていたか外したベアリングの中身を開けてみたところ中からは大量のサビと金属片、確認すると変形だけでなく割れていました。状況によっては1年足らずでここまでになってしまう場合もあります。
自宅での洗車時に隅々まで拭きあげて触ることで点検も兼ねるのは大事な基本です。異音やガタがあるまではなかなか気づけない場所以外にも異常があっても音がするとは限らない場所、本人は慣れてしまって分からない場所等々、それでもたまにはお店に来ていただいて点検や定期的なメンテナンスをするのがスポーツ車の性能を維持するだけでなく安全にも繋がってきます。
梅雨時のオーバーホールなど随時受付中です!ご来店お待ちいたしております。