こんにちは北浦和店斉藤です
この度スズパワー全店でGALFERの取り扱いを開始いたしました
それに伴い、代理店のNASK TRADING様とのお取引がスタートし、取り扱いメーカーのGarbarukやPYCCHAIN等もお取り寄せ可能になりました
サードパーティ大好きな私にとってはありがたいお話です。
私自身、GARBARUKのチェーンリングやビッグプーリーを個人で輸入して使用していましたので
それが正規販売店ルートで手に入ることになり、個人的にとても嬉しいことです。
さて、そんなNASKTRADING様が扱ており、国内外問わず最近人気の出てきている GALFER
の製品が早速入荷してまいりました。
そもそもGALFERというメーカーですが、スペインのブランドで
車、バイクのブレーキ製品を作っていましたが、車業界からは撤退し数十年前に自転車に参入したメーカーです
当初はMAGURAなどから製造の委託を受けていましたが、自社ブランドとして販売するようになったんだとか。
MAGURAが初めて自転車用のディスクブレーキを出したときのローターやパッドを作っていたのはGALFERだそうで、ディスクブレーキのパイオニア的な存在です
現在国内チームではスパークル大分やチームユーラシアなども使用しております
GALFERのブレーキローターは歪みにくい!!で好評と伺っております
その所以は、ローターの硬度や材質にあります。
まず、比較対象としてシマノなどの純正ローターを見てみると、2種類の異素材をサンドイッチする製法で作られています
そのため内部の素材の温度と、ブレーキ面の素材の温度に差異が生じ、また素材も違うため膨張率も異なります
↓微妙に外側と内側で質感が違うの分かりますか?
なので内と外で熱膨張率も、冷却効率も異なるため長時間のブレーキング後などに、特に歪みやすいと言われます。
ですが、最新のRT-CL〇00系は歪みに対してとても強くなってきています!
また、SHIMANOに関していうと、ICETECH FREEZAという冷却効率を高める作りになっているのと、ブレーキパッドにフィンが付いていることで、放熱性が高まりすぎて、特に冬はブレーキパッド、ローターが最もパフォーマンスを出せる温度に達する前に冷えてしまうんだとか。
ですが、このGALFERのローターはステンレスの無垢板で作られているためそのような歪みは起きにくいです
なおかつステンレスの中に含まれる炭素の割合が高いため、ローター自体の硬度も高くなります
含有率1.2%までをステンレスと呼べて、そのギリギリを攻めているらしいです
ちなみにローターが硬いとどんなメリットがあるかと言うと、やはり歪みに対して強いのはもちろん
ブレーキタッチもガチっとします。
ですが、その際注意したいのはブレーキパッドの素材。
レジンパッドでGALFERのローターを使うと、ローターの硬さにパッドが負けてしまい、本来のパフォーマンスを発揮できません
そのためレジンパッド使用している場合は、ローター交換時に一緒にパッドもGALFER製に交換することで本来の性能を実感できます
GALFERのパッドはセミメタルです。
また、冷却効率を上げる作りにもなっていないため、ある程度の温度をキープできて制動力のピークも維持しやすいのです。
GALFERのパッドにはフィン付きのラインアップが無いのもそれが理由です。
また、ローターをシマノから交換すると、片側15gの軽量化もできますよ(^_-)-☆
初回入荷は
センターロックのローター
160mmx4枚、140mmx2枚 : ¥10,780
SHIMANO用パッド6個: ¥4,180
SRAM(AXS)用パッド2個 : ¥4,180
その他のMTB用などラインナップはこちらをご覧ください