店頭の試乗車 CERVELO R5を先日の平日ライドで乗ってみましたので、私なりにインプレしたいと思います!
CERVELO R5は【クライミングバイク】という前提にあるため、登り特化のイメージを強く持たれがちです。
今回の平日ライドのコースは90%くらいが平坦で、坂があるとしても土手に上がるときの坂くらいなので、あまり本来の性能は分からないかなぁという思いを抱きながら乗ってみました。
最初の荒サイの区間では延々と平坦のコース
まずここで感じたのは、漕ぎ出しや加速の軽さ!
バイク止めで減速してしまったときや、信号で足を止めた後に、元のスピードに戻そうとすると普段のバイクでは数十メートル要するところ
このR5ではほんの一瞬で30km/hくらいに到達できます。
この加速性能はR5の軽量さならではの感覚でした。
比較としてS5の加速の感覚を挙げてみても、ここではR5に軍配が揚がります。
ですが・・・
35km/h以上で巡行しようとしたところ、踏み続けなくては行けず、軽量バイクなだけに失速が早かったのは否めません。
乗り手が向かい風を目いっぱい受けていたからかも?
こういった平坦路や下り坂での高速走行や巡行性能では、やはりエアロロードモデルのS5やSOLOISTの方が優れているのは確かです
しかし、S5などといったエアロモデルでは高速走行に適しているバイクの硬さのおかげで、乗り手の思う以上にスピードが出てしまったりして、怖い思いをしたという声もあるそうです。
裏を返せば、R5はどんな場面でもコントロールのしやすいバイクだと感じました。
フレームの前三角と後三角の重量バランスの均一化が重視されている設計のため、軽量かつパワーに負けにくい、体幹がブレないような乗り味でした。
見た目にもわかる通り、BB周りやヘッド付近はかなり太く作られており、いかにも剛性マシマシな雰囲気を醸し出しています
実際乗っていただくと分かりますが、大径化されたフレームのおかげか、ダンシング時の安定感は強く、コーナリング時にバイクを倒しても全く不安感がありません。
軽量モデルで良く言われがちな「ヒラヒラした乗り味」ではなく、フレームの剛性もがっちりあるため平坦でもガンガン前に進んでくれる感覚がありました
今回のコースで登りは2.3か所くらいしかございませんでしたが、それでも登坂力は十分に発揮され
普段は大っ嫌いな上り坂が、この日は苦じゃなかったです。
80kgある私の体重とパワーをしっかりと支えてくれるヒルクライムバイク、正直欲しくなりましたw
以上を踏まえると、こんな方々に向いているバイクではないかと思います
・自転車で山に登るのが好き
・山に登るのが苦手だけど、ヒルクラムレース等には出たい、少しでも楽に登りたい
・コーナーや下りの操作性に優れたバイクが欲しい
・飽きの来ないオーソドックスなデザインのバイクが欲しい
・種類が多すぎてどのバイクが欲しいかわからない。
もし今、SPECIALIZEDの AETHOSや、FACTORのO2などといった軽量ハイエンドモデルを視野に入れている方は是非一度R5に乗ってもらいたいです!
店頭に常設しておりますので、いつでもお気軽にご来店ください!
試乗については予約不要ですが、身分証明書のご提示をお願いしております