ロヴァール clx60 をお預かりしました。
ペアでお預かりです。
当初のご依頼はフレトリでしたが、タイヤをはずしてニップルにレンチをかけると、
なにやら怪しい手ごたえが・・・
そして・・・もそっ。と出てきたこの破片。
ニップルが崩壊している・・・そして床に散らばるニップルだったと思われる金属片などなど。
リムに内装されいているので、湿度でやられてしまっていました。
これは交換しないとフレトリはできぬ・・・
しかもこれ一個だけということもなさそうなので、現実逃避をしてハブのベアリングを先に見ることにしました。
ハブのベアリングも確認
水の侵入があり、ハブ内部のグリスも劣化が進んでいます。
リアハブ左側 洗浄前→後 今回はふき取り掃除のみ。
リアハブ右側 洗浄前 こちらもふき取り掃除。
フリーボディ 洗浄前→後 以下同。
リアハブ右側 洗浄後
フロントハブとフリーボディのベアリングは無事でしたが、リアハブボディ内のベアリングは近々に要交換です。
砂の侵入を許してしまったようなカサカサ感があります。今回はお返しの都合を優先させて後日交換の段取りです。
ロヴァールのハブはＤＴ３５０・２４０の内部機構を使っているので、スターラチェットです。
この後、ＤＴ純正のグリスを塗って組み付けしました。
さて、
振れ取りのご依頼でした。ここまでが長かったのです。
ニップルは全部交換です。左は前輪、右は後輪。
後輪の方が劣化が激しいですね。原型をとどめていないものがちらほらあります。
スポークはＤＴレヴォリューションです。状態は思ったより良いので、使いまわします。
ニップルの残骸か砂かわかりませんが、粉がたくさん・・・ともかく洗浄。
DTレヴォリューション。
このスポークは闇雲に張力をかけると塑性変化して伸びてしまうことがあるので、テンションゲージで確認しつつ、でもダルダルにはならないように気を付けながら組み戻しました。
（具体的にこの値をこえると・・・というのは経験上押さえてあるので、その閾値を超えないように）
スポークが折れなくてよかった・・・。
走れるように組み戻すことができました。
今度ベアリングの交換させてくださいね。
完組ホイールのメンテナンスのカンドコロもちゃんと持ってます。
交換部品が入手できればほとんどの事例は直せます。
部品が手に入っても私には手におえないようなときはあらかじめ正直にお伝えします。
お気軽にご相談くださいね。
みやかわ
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