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藤下さんの「自転車生活」VOL.438

■  フロント変速機のシムを手に入れました!

ローターのオーバルギヤの4アーム用の固定穴が1つになった新型がリリースされています。
改めてローターのオーバルギヤを試してみたいと思いました。
フレームのシートチューブに付けられているフロント変速機の直付け台座と、直付け式のフロント変速機との間へセットするシムを3種類用意しました。
テーパー状のシムを取り付けると、フロント変速機のチェーンケージ(ガイド)の取り付け角度を変えることができます。

チェーンケージの角度を変えることで、オーバルギヤの歯先との間隔を調整して変速性能のアップやチェーン落ちのリスクを低下させることができます。
コンパクトドライブクランクの50T アウターチェーンリングと、チェーンケージの後半の下端との間隔の調整に役立ちます。
実は、9100系デュラエースクランクに対応しているという、ローターのオーバルギヤのQリング採用の準備です。
オーバルの度合いも違うので、チェーンケージの取り付け角度の調整は微妙におこなう必要があります。

 

ローターのチェーンリングは対応クランクが違っていても、パッケージが似ているので分かりにくいですが、4アームの3の穴のみの新型で楕円がきつくなっているモデル。
大胆なCNCの切削加工でアウターギヤもインナーギヤも軽量化されています。
変速性能も改善されているようです。4アームの3・2・4の穴の3段階に調整できるシマノとカンパニョーロ対応のモデル、5アームのシマノやカンパニョーロに対応した1・2・3・4・5穴の位置の5段階に調整できるモデルがあり、3種類を乗り比べようと思っています。

 

ローターのQリングの基本コンセプトは、もっとも効率良くクランクを踏める位置、3時の位置付近のとき、メーカーでは100度くらいと言っています。
踏み味が重くなるチェーンリングの頂点のピークの位置がやってきて、下死点付近では歯先の山が低くなって、踏み味が軽くなって早く通過できて、踏んでいて違和感がないのによく回るようになって、ペダリングが効率アップするとうものです。
オーバルの度合いを少し急に変えた新型が出ているのに、すこし疑問に思うのはローターが真円ギヤをその前に発売したことです
さらに、表示されているデータでは数パーセントの効率アップというけど、そんなに向上するのだろうか。
その辺のメーカーとしての整合性はどうなんでしょう?
とにかく前のオーバルギヤ体験でいい感じだっtので、3モデルを試してみたいですね。

 

フロント変速機の外側のチェーンケージの前半は取り付ける高さで調整できます。
チェーンケージの後半の下端と、オーバルギヤのアウターリングの歯先との間隔をなるべく近い状態に設定すると、チェーン落ちを防いだり、変速のスムーズさを実現できます。
ローターの指定では外側チェーンケージの下端とアウターギヤの歯先との間隔は1,5mmですが、実際にチェーンリングやフロント変速機を設定して、上り坂や駆動トルクのかかる場面で、変速してみないとチェーンリングのしなりなどの影響で、最適な間隔やストローク調整幅は分かりません。

外側チェーンケージの先端から後端にかけての形状は、真円ギヤのアールに沿わせた形状になっているので
オーバルギヤの歯先が変化するのに合わせて、チェーンケージの後端が離れるのをなるべく近くに設定して、シムを入れて取り付け角度調整する事で、チェーン落ちの可能性を減らす工夫をする必要があります。
ローターのアウターチェーンリングは、裏側がCNC切削加工されて軽量化されています。
内側にスパイクピンが付き、2カ所のチェーン移りのポイントも設定されていました。

前回、5アームクランク用のQリングを試乗した時は、70%くらいがこの設定されたポイントで変速していましたが
インナーからアウターへの上り変速で、スリップが起こったり、少しでもクランクを逆転しょうとすると外れかけたりなど、チェーン移りのきっかけとして有効に働いていると言う感じではありませんでした。
シマノの中空加工されている真円のチェーンリングと、オーバルのQリングとを比較すると、チェーンリングの剛性はシマノの方が高いですね。
変速するポイントの上り変速の有効性も、下り変速もシマノの方がショックなくスムーズにチェーン移りします。
チェーンを横へチェーンケージで押して変速する時にローターのQリングは微妙な変形を起こしているようです。

ローターのオーバルギヤQリングの、シマノの4アームクランク用の新旧モデルのアウターリング50Tとインナーリング34Tを手に入れたので、試してみたいと思っています。
そうなると、アウターリングやインナーリングの歯先の高さが変化するので。チェーン落ちのトラブルが心配です。
新旧でオーバルの具合が違うので設定の変更が必要になるでしょう。
いままでのオーバルギヤ体験では、チェーン落ちの他にも、変速性能の低下が考えられます
何せ比較対象が超スムーズなシマノのデュラエースやアルテグラの真円リングですからきついですよね。
ギャップを埋める取り付け作業の工夫をしなければ。
チェーンウォッチャーも必要でしょうね。

3種類のシムとはスポーツバイクファクトリー草加店の宮川店長が製作プロデュースしていたもの、ローターの純正品、もう1つはサードパーティーの製品で、もしかしたらジャイアント製のシムもスモールパーツケースにあるかも。
微妙に調整できる角度が違うかも知れないので全て用意してからローターのQリングへ交換する予定です。いずれもアルミ合金からの削り出しの製品です。
弓形をしていて、しかもテーパー状になっています。
固定ボルトが貫通する穴があいています。
外側のチェーンケージの下端とアウターチェーンリングとの歯先間隔と同時に、外側チェーンケージの直線部分の向きの微調整も変速性能に関係します。

基本的にはアウターチェーンリングの面とチェーンケージの直線部分を平行になるように調整します。
さらに細かいことを言えば、インナーチェーンリングも歯先の高さが変化します。
内側チェーンケージの内側の面とチェーンと接触する位置が変化するわけです。
チェーンケージの位置はぎりぎりまで下げて設定して、インナーギヤとチェーンケージとの間隔もぎりぎりまで接近しています。
チェーンケージの取り付け角度でインナーからアウターへの変速性能が大きく変化します。
何度も細かく取り付け角度を調整してベストな設定を探すことになります。

アウターチェーンリングトップギヤにチェーンをかけた状態で、チェーンケージの外側の限界の位置を調整します。
チェーンと外側チェーンケージとの間隔を0,5mmにセットして、何度も変速してチェーン落ちしないか確認します。チェーン移りが鈍い場合は0,7mmに変更します。
インナーチェーンリングローギヤにチェーンをかけた状態で、チェーンケージの内側の限界の位置を調整します。
チェーンと内側チェーンケージとの間隔を0,5mmにセットして、何度も変速してチェーン落ちしないか確認します。チェーン移りが鈍い場合は0,7mmに変更します。

 

とにかくチェーンリングを交換して、使いながらベストな設定に煮詰めていくことになります。
その段階できっとシムの形状によるチェーンケージの取り付け角度や、向きの微調整が必要になってくると思います。
とにかく交換して試してみます。
クランクの踏み心地の変化も楽しみです。2・3・4の取り付け位置の変化によるピークの位置の調整による踏み味の最適化も楽しみです。
時間はかかるけどオーバルギヤのパフォーマンスを100%引き出すノウハウを勉強です。
ではでは。

今までの藤下さんの「自転車生活」はこちら(←クリック)をご覧ください

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