ロードバイクのブレーキシステムは、キャリパーブレーキが担ってきました。
その長い歴史の中、近年ディスクブレーキを搭載したロードバイクが登場し、マーケットに投入されています。
135mmエンドのディスクブレーキ対応のスペシャライズドのターマックやルーベなどはその流れそのものです。
そして135mmエンドのディスクブレーキ規格に加え、12mmスルーアクスルをもつロードバイクが投入されています。
ヴェンジ ヴァイアス ディスクのようなディスクブレーキ搭載のロードバイクです。
フロント100mm・リア142mmエンドのスルーアクスルにより、フォークとフレームは新しい次元での設計が可能となります。
スルーアクスルになることでディスクブレーキの制動力にフォークがより耐えやすくなり、クイックが緩んできた!といった現象は起きなくなりました。
プロロードレースの現場では、キャリパーブレーキのメリットが大きいのは事実ですが、
ディスクブレーキ化によってリムが制動から解放され
タイヤがキャリパープレーキとのクリアランスから解放され、
スルーアクスル化によってフレームとフォークが新しい次元での設計になることで、
今までとは違うロードバイクが登場し始めています。
前置きがながーくなりましたが、12mmスルーアクスル化に備えて、スポーツバイクファクトリー草加スズキでは、このような工具を導入しました。
12mmスルーアクスルのホイールを組立・調整するためのアダプターです。
シマノもR9100新型デュラエースで12mmスルーアクスルの規格を採用していますし、今後この流れは大きく加速していくと思われます。
時代の新たな流れに乗り遅れないよう、日々精進してまいります。
みやかわ